川崎洋
( かわさき・ひろし )1930~2004 詩人。東京都出身。西南学院専門学校英文科中退。横須賀の米軍キャンプなどに勤務。53年にN木のり子らと詩誌「櫂」を創刊。61年から文筆業に専念する。方言、子ども言葉、日常語の何気ない表現に、豊かな可能性を探り、?煤Xの作品を生み出す。主な著作に『ビスケットの空カン』『ぼうしをかぶったオニの子』『すてきな詩をどうぞ』『かがやく日本語の悪態』『教科書の詩をよみかえす』など。
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意地っ張り、赤い豚、この唐変木、木偶の坊、侵略守備のひょうろくだま、この阿呆め等々、光彩陸離たる悪口雑言のダイナミズムが言語生活そして、生そのものに活力を与えてきた。地域語の中には無限といっていいほどの悪態語が息づいている。本書は、小説、江戸落語、上方落語、狂言を基にした悪態語の採譜である。私たちの悪口表現はその種類、強烈さで負けている?―。
小説篇
江戸落語篇
上方落語篇
狂言篇
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