loading...

ちくま文庫

なぜ日本人は戒名をつけるのか

戒名料の平均は約40万円… 日本独自の風習 その正体を暴く

多くの人にとって実態のわかりにくい〈戒名〉。宗教と葬儀の第一人者が、奇妙な風習の背景にある日本仏教と日本人の特殊な関係に迫る。

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43237-7

Cコード

0115

整理番号

-32-3

2015/01/07

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

現代日本では仏式で葬られた死者のほとんどが授かる戒名。日本の葬送文化に深く根ざしているにもかかわらず、その仕組みや意義はあまり知られていない。日本仏教の歴史、檀家制度の成立と寺院の厳しい経営事情、そして戦後の経済成長による日本人のライフスタイルの変化など、様々な角度から不思議な風習の正体に迫る。戒名研究の嚆矢となった名著を文庫化。

目次

第1章 死者を葬る
第2章 戒名の現象学
第3章 戒名の社会学
第4章 戒名の歴史学
第5章 戒名の宗教学
第6章 権力としての戒名
第7章 戒名の行方

著作者プロフィール

島田裕巳

( しまだ・ひろみ )

島田 裕巳(しまだ・ひろみ):宗教学者、作家。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文科学研究会博士課程修了(専攻は宗教学)。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、同客員研究員を歴任。現代における宗教現象、新宗教運動、世界の宗教、葬式を中心とした冠婚葬祭など、宗教現象については幅広く扱う。著書に、『戦後日本の宗教史: 天皇制・祖先崇拝・新宗教』(筑摩選書)『日本人の神道』(ちくま新書)、『帝国と宗教』(講談社現代新書)など多数。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま文庫」でいま人気の本

いま話題の本