飯田泰之
( いいだ・やすゆき )1975年生まれ。エコノミスト。明治大学政治経済学部准教授。東京大学経済学部卒業後、同大学院経済学研究科博士課程単位取得。内閣府規制改革推進会議委員などを兼任。主な著書に、『経済学講義』(ちくま新書)、『これからの地域再生』(編著・晶文社)、『マクロ経済学の核心』(光文社新書)、『歴史が教えるマネーの理論』(ダイヤモンド社)などがある。
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サラリと重大な主張をする、単純なスローガンをくり返す、偉そうな理論や引用による「厚化粧」…こんな特徴をもつダメ議論が、会議やSNSでまかり通っていませんか?本書はそれほどの専門知識がなくとも、そんな議論の「怪しさ」を見抜く方法を伝授。実例を交えながら、簡単なチェックリストにしたがって、論理思考を実践する方法をわかりやすく解説いたします。
第1章 常識は「なんとなく」作られる(「常識」とは何か
なぜこの本を読もうと思ったのですか? ほか)
第2章 ダメな議論に「気づく」ために(場の「空気」による支配
もっとも単純な対応法 ほか)
第3章 予想される「反論」に答える(「真の幸福」論法
「データは現実を表していない!」 ほか)
第4章 日本経済のダメな議論(思考の練習問題
「最近の若者」批判のダメさ加減とは? ほか)
第5章 ネット時代のダメな議論(ダメなデータ利用法
信じる者は救われない ほか)
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