稲泉連
( いないずみ・れん )稲泉 連(いないずみ・れん):1979年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒。2005年に『ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死』(中公文庫)で大宅賞を受賞。主な著書に『「本をつくる」という仕事』(ちくま文庫)、『アナザー1964――パラリンピック序章』(小学館)、『復興の書店』(小学館文庫)、『サーカスの子』(講談社)などがある。
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ミスを無くすためだけではない校閲。本に似合った衣装を着せる装幀。紙を本にする製本。本の声ともいえる書体。もちろん紙がなければ本はできない。そういった「本づくり」の舞台裏を私たちはあまり知らない。本を支えるプロフェッショナルの仕事に対する熱い想いを届けるために、彼らの言葉を聞きにいく。読めばきっと、見方がぐっと変わり、本が愛おしくなる情熱のノンフィクション。形のある本を愛するすべての人へ。
解説 武田砂鉄
第1章 活字は本の声である
第2章 ドイツで学んだ製本の技
第3章 六畳の活版印刷屋
第4章 校閲はゲラで語る
第5章 すべての本は紙だった
第6章 装幀は細部に宿る
第7章 海外の本の架け橋
第8章 子供の本を大人が書く
単行本『「本をつくる」という仕事』(稲泉連著)に間違いがありましたので、下記の通りお詫びして訂正いたします。
【訂正箇所】
180ページ見出し
(誤)平賀さんから引き継ぐ記憶
(正)平野さんから引き継ぐ記憶
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