バーナード・ルイス
( ばーなーど・るいす )1916年-2018年。ロンドン大学で近東・中東研究、イスラーム史を専攻。第二次世界大戦中は英国軍においてカイロ等に駐在し、1949年からロンドン大学アジア・アフリカ学院教授。74年からプリンストン大学技術研究所教授を歴任し、同大学名誉教授となる。著書に『アラブの歴史』、『ムスリムのヨーロッパ発見』など。
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2,200
円978-4-480-51001-3
0122
-9-1
2020/10/08
文庫判
768
頁ムハンマド登場以前の古代から、近代化に揺れる20世紀末まで。本書は、豊かで多様性に富み、脈動に満ちた中東全域における2000年の歴史を、時代を追いつつ網羅するものである。同時に、中東諸国家の性格・経済・エリートと庶民・宗教と戒律・文化という章では、中東世界に共通する特徴や価値観を描出。最盛期には人類史上最高の文明を築いたイスラーム世界の本質を理解するためのガイドにもなっている。ロンドン大学やプリンストン大学で長らく教鞭をとった中東学の権威が、大学やテレビ番組での講義をもとに書いた、イスラーム通史の決定版。
第1部 文明の十字路は今(西欧化は服装から始まった
メディアの力
統治者の肖像画と偶像崇拝禁止の矛盾
伝統と文化のはざまで)
第2部 先人たち(キリスト教勃興以前
イスラームの興隆まで)
第3部 イスラームの黎明期と最盛期(イスラームの起源
アッバース朝カリフ国
大草原民族の到来
モンゴル人襲来の余波
硝煙の匂う帝国)
第4部 イスラーム社会の断面図(中東諸国家の性格
経済
エリートたち
庶民たち
宗教と法律
文化)
第5部 迫りくる近代化の波(西欧からの挑戦
忍び寄る変化
対応と反発
新しい思想
戦争の時代
自由を求めて)
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