ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1,760
円978-4-480-51011-2
0130
-31-1
2021/02/10
文庫判
512
頁中世後期、ヨーロッパは商業の復活を迎えた。そこにはどのような制度的基盤があったのか。本書はこの問題に、ゲーム理論に基づく制度分析という新しい方法を用いて取り組んだ。著者は「制度」を、ルール・予想・規範・組織が相互に関係したシステムで、人々の行動に一定の規則性を与えるもの、と考える。マグリブ貿易商、ハンザ同盟、都市国家ジェノヴァなどを対象に、史料に基づいて制度のゲーム理論的モデルを構築し、制度の安定性と機能、そして制度変化の可能性を分析する。上巻には、「第1部準備」から「第3部 歴史的過程としての制度のダイナミクス」の第8章までを収録。
第1部 準備(イントロダクション
制度と取引)
第2部 均衡状態にあるシステムとしての制度(自律的秩序による契約履行制度:マグリブ貿易商の結託
国家の触手から所有権を守る:商人ギルド
内生的な制度とゲーム理論分析)
第3部 歴史的過程としての制度のダイナミクス(内生的制度変化の理論
制度の軌跡:過去の制度は現在の制度にどのような影響を及ぼすか
国家の建設:ジェノヴァの興亡)
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