ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1,430
円978-4-480-51016-7
0140
-50-1
2021/01/07
文庫判
384
頁未定
「鏡は上下はそのまま映すのに、なぜ左右だけを反転させるのか?」 こんな素朴な疑問から「左と右」をめぐる壮大な旅がスタートする。人には左右の利きがある。左右非対称な動植物も多い(スイカズラのつる、シオマネキのはさみ、コウモリの飛び方)。では、分子のレベルまで降りてみたらどうだろう? 分子構造を左右逆転させたミルクの味は違うのだろうか。後半では、「オズマの問題」が登場。共通に観察しうる対象が何もないところで「左と右」を相手に伝えることが可能かを考察する。ナボコフとガードナーのお茶目なやりとりも収載。
いろいろな鏡
直線の世界、平面の世界
立体の世界
手品
絵画、音楽、詩、数字
銀河系、恒星、惑星
植物と動物
動物における非対称
人のからだ
少数派の左利き
結晶
いろいろな分子
炭素
生きている分子
生命の起源
非対称性の起源
第四次元
オズマの問題
マッハのショック
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