ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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代々の知識人たちが、歴史の副読本として活用してきた知る人ぞ知る隠れた名著。『古事談』は、人を中心とする第一王道后宮・第二臣節・第三僧行・第四勇士と、事物を軸にする第五神社仏寺・第六亭宅諸道から成り、他書に記載を見ない有名な話も数多く、さまざまな説話集の出典にもなっている。下巻は、第三僧行の後半からを収める。勇士源満仲の邸に押し入った盗賊の正体、焼き討ちされた園城寺の僧が聞く守護神の意外な言葉など、各話と編纂の妙を、当時の価値観を復元しながら読み解く。本書には学術的利用の便をはかった主要参考文献、理解を助ける解説、詳細な人名索引を付す。
第3 僧行(性信親王の寿命の事
性信親王、世間の病者を癒す事 ほか)
第4 勇士(源満仲宅の強盗の事
源満仲、発心出家の事 ほか)
第5 神社仏寺(伊勢神宮、焼亡の事
伊勢神宮、〓倒の事 ほか)
第6 亭宅諸道(南殿の桜・橘の事
東三条殿の事 ほか)
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