ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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国土の八割が山という国柄から、日本には世界にも稀な山岳宗教がおこった。仏教や民間信仰と結合して修験道という特殊な信仰ができあがり、これが日本人の宗教の原点を形成したのである。霊山の開祖たち、山伏の厳しい修行、兜巾・篠懸・金剛杖・法螺貝など特別な服装や持物。それらの起源と意味を追いつつ、修験道の歴史とそこにあらわれた精神を、宗教民俗学の泰斗が平明に説く。修験道があらゆる庶民信仰を包含しつつ、日本特有の宗教文化を作り上げてきたさまが見えてくる名著。 解説 鈴木正崇
第1章 山伏の開祖
第2章 山伏の入峯修行
第3章 山伏と聖火
第4章 山伏の服装
第5章 山伏の持物
第6章 山伏の文化
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