ジョオン・サースク
( じょおん・さーすく )1922-2013年。イギリスの経済・社会史家で、農業史、食文化史を専門とした。LSEでアシスタント・レクチャー、レスター大学の上級研究員を経て、オックスフォード大学の経済史の教授をつとめた。The Agrarian History of England and Wales誌の編集長やPast & Present誌の編集委員なども歴任した。
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1,540
円978-4-480-51065-5
0122
-48-1
2021/08/10
文庫判
384
頁山本浩二
16~17世紀のイギリスでは、驚くことに現代と同じく多くの起業家が現れ、新規プロジェクトを立ち上げてイノベーションを起こし、世の中を変えていった。当時のイギリスでは、高価な外国製品への依存度を下げるために輸入代替政策がとられたが、これが各種の起業を生んだのだった。産業は多様化し、雇用が創出され、増加傾向にある人口は労働市場に取り込まれ、経済が拡大していく。しかし、これも現代同様、富は人々を腐敗させ、産業活性化のための特許制度は歪められていく――。グローバル経済の胎動期を活写し、現在に続く市場倫理の問題を明示した経済史の名著を文庫化。解説 山本浩司
1 序章
2 諸事業の創設時代 一五四〇?一五八〇
3 腐敗の時代 第1部 一五八〇?一六〇一
4 腐敗の時代 第2部 一六〇一?一六二四
5 商品の品質と顧客層
6 新規事業と経済学
7 終章
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