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定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51086-0

Cコード

0134

整理番号

-5-1

2021/11/10

判型

文庫判

ページ数

208

解説

内容紹介

現代社会では、多国籍化した大企業が、経済ばかりか政治にまで強い影響力を及ぼしている。なぜ私企業が国家をしのぐほどの力を持ちえたのか。その問いにアメリカ企業の歴史を紐解き、「垂直統合による複数事業化」「職能別部門制組織の構築」「専任俸給経営者の投入による利潤の極大化」など、企業発展の論理面から答えたのがチャンドラー経営史学だ。そして最終的には、神の見えざる手ではなく、多国籍企業経営者の見える手に、秩序がゆだねられるのだという。本書は大部の主著、『経営者の時代』のエッセンシャル版。この一冊で企業が発展する要素と現代資本主義経済の形成過程をつかむことができる。

目次

序章 近代企業の機能と構造
第1章 伝統的企業の専門化―一七九〇年代から一八四〇年代(市場拡大と企業の専門化
近代的管理の先駆)
第2章 近代企業の生成と展開―一八四〇年代から第一次世界大戦まで(鉄道―この国最初のビッグ・ビジネス
大量消費市場の生成
大量生産の到来
近代産業企業の発生
組織の形成)
第3章 第一次世界大戦以後の近代企業(生産と流通における企業の進歩
金融業、運輸業、通信業における企業の発展
第二次世界大戦後の近代企業発展方向)
第4章 結び

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