ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1,870
円978-4-480-51137-9
0130
-34-1
2022/09/08
文庫判
576
頁火事の現場についた消防隊長は、消火と救助のどちらを優先すべきか瞬時に判断できる。優れたチェスプレーヤーは、厳しい時間制限の下でも最良の一手を導き出せる。大きなプレッシャーがかかり複雑に変化する現場で、人はいかにして自分の経験を活かし、意思決定を行うか。本書は、消防士、集中治療室の看護師、軍指揮官、チェスプレーヤーなどを調査し、豊富なエピソードから意思決定のメカニズムの解明に努めた。合理的選択の陰で見落とされてきた「直観」や「経験則」に焦点を当て、ダニエル・カーネマンにも影響を与えた、認知心理学者による画期的研究。文庫化に際し、新たに「序文」を付す。
意思決定に関する人間の隠れた能力
消防隊から学んだこと
認知に基づく意思決定モデル
直観と意思決定
メンタルシミュレーションの力
ビンセンズの撃墜
メンタルシミュレーションと意思決定
発想を転換する
非直線的なアプローチによって問題解決する
見えないものを見る
ストーリーの力
メタファとアナロジー
真意を読みとる能力
チーム思考の力
論理的分析の力と論理主義の弊害
有能な者が意思決定に失敗するのはなぜか
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