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定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51172-0

Cコード

0136

整理番号

-20-1

2023/04/10

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

産業資本主義社会においては〈階級〉というものが非常に大きな影響力をもつ──。本書は他に類書のない、階級理論の入門書である。ここでは、〈階級理論の2人の創始者〉マルクスとウェーバーにおける階級概念の比較から出発し、その後の多様な研究の展開を追う。さらに、階級分析の方法論と、現代社会における支配階級/中間階級/従属階級の構造を概観し、社会移動、ジェンダー、政治といった要素に目を向けつつ、階級社会の未来と無階級社会の可能性について論じていく。社会的不平等や経済的貧困など、格差社会の問題を根本から考えるすべてのひとに勧めたい一冊。

著作者プロフィール

橋本健二

( はしもと・けんじ )

1959年生まれ。東京大学教育学部卒。東京大学大学院博士課程修了。静岡大学教員などを経て、現在、武蔵大学社会学部教授。専門は社会学(階級論)。研究業のかたわら、フィールドワークを兼ねて居酒屋を巡る。主な著書に『「格差」の戦後史』(河出ブックス)、『居酒屋ほろ酔い考現学』(毎日新聞社)、『階級社会』(講談社選書メチエ)、『現代日本の階級構造』(東信堂)などがある。

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