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ちくま学芸文庫

野生のうたが聞こえる

「土地倫理」を提唱した環境倫理学の古典

生態学に基づく瑞々しい自然描写で人々を魅了した環境運動のバイブルであり、「土地倫理」を提唱した環境倫理学の古典。解説 三嶋輝夫/太田和彦

定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51272-7

Cコード

0112

整理番号

-9-1

2024/11/07

判型

文庫判

ページ数

400

解説

三嶋輝夫/太田和彦

内容紹介

オークの年輪、ヤマシギのダンス、夏の川がつくるビロードの草地……。生態学的知識を携えて観察し、土地へのたゆまぬ愛と尊敬を捧ぐエッセイは、アメリカの自然をみずみずしく描き出して環境運動のバイブルとなった。同時に本書は、適切な自然管理・保護とはなにか、自然への感受性を高めるためにはどうしたらよいかといった課題にも対峙する。その答えを倫理に求め、共同体という概念の枠を土壌や水、植物、動物までを含む土地全体に広げる「土地倫理」を提唱した。ソローの著作と並び立つ環境倫理学の古典。

目次

1 砂土地方の四季
2 スケッチところどころ
3 自然保護を考える

著作者プロフィール

アルド・レオポルド

( れおぽるど,あるど )

アルド・レオポルド(Aldo Leopold):1887?1948年。米国アイオワ州生まれ。環境思想家、生態学者、自然保護運動家。イェール大学森林学部卒。アメリカ合衆国森林局森林官、ウィスコンシン大学教授、アメリカ生態学会会長などを歴任。晩年はウィスコンシン州に農場と小屋を購入して週末をすごした。著書にGame Management、Round River: From the Journals of Aldo Leopoldなどがある。

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