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ちくま学芸文庫

自己への物語論的接近

——家族療法から社会学へ

物語が私をつくる(そして隠蔽する) 「自己」と「物語」をめぐる鮮烈な論考集

人は自分自身について物語ることで自己を産み、同時に「語り得ないもの」を隠蔽する――。自己の生成・変容を「物語」から読みといた鮮烈な論考集。

定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51296-3

Cコード

0136

整理番号

-50-1

2025/04/10

判型

文庫判

ページ数

320

解説

内容紹介

「自己」とはどのように形成され、どうすれば変えられるのだろうか。実はそれは、私たちが自分自身について「物語る」ことで産み出されているのだ。そして物語がエピソードの選択・配列を伴う限り、そこからはみ出してしまうものも存在する。自己物語はそうした「語り得ないもの」(例えばトラウマ的体験)を巧妙に隠しているのであり、この隠蔽を解除する方向へと物語を書き換えることで、異なった自己を産み出すことも可能になる──。物語論を治療に用いた家族療法(物語療法)から、社会学的自己論は何を学べるか。〈物語〉をキー概念に自己の生成・変容をあざやかに読みといた刺激的論考集。

目次

第一章 「自己」への物語論的接近
第二章 物語論の諸潮流
第三章 家族療法とその物語論的展開
第四章 社会学的自己論は物語療法に何を学ぶか
第五章 構成主義から物語論へ
第五章への補論 ガーゲンの自己物語論

あとがき
自己物語論の現在──文庫版あとがきにかえて
文献
索引

著作者プロフィール

浅野智彦

( あさの・ともひこ )

浅野 智彦(あさの・ともひこ):1964年、仙台市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京学芸大学教授。著書に『若者の気分 趣味縁からはじまる社会参加』(岩波書店)、『「若者」とは誰か──アイデンティティの社会学』(河出書房新社)、編著書に『検証・若者の変貌 ──失われた10年の後に』(勁草書房)などがある。

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