加賀乙彦
( かが・おとひこ )1929年、東京生まれ。東京大学医学部卒業。東京拘置所医務技官を務めた後、精神医学および犯罪学研究のためフランス留学。帰国後、東京医科歯科大学助教授、上智大学教授を歴任。小説家・精神科医。日本芸術院会員、文化功労者。『死刑囚の記録』(中公新書)、『悪魔のささやき』(集英社新書)、『宣告』(小学館)、『永遠の都』(全7巻)『雲の都』(全5巻)(以上、新潮社)、『帰らざる夏』(講談社文芸文庫)、『湿原』(岩波現代文庫)など著書多数。
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罪を見つめ、罰を引き受けるとはどういうことか。死を受け入れ、乗り越えて生きることは可能か。1968年の横須賀線爆破事件の犯人で死刑囚の短くも懸命に生きたその姿を描き出す。
1 横須賀線爆破事件
2 罪と罰
3 刑場と獄窓
4 文鳥
5 歌人という希望
6 洗礼
7 神よ憐れみたまえ
8 惑乱の日々
9 天国と地獄
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