イモムシやタヌキに雑草・・・・・・。いつも脇役のつまらない生き物たち。しかしその裏に冴え渡る生存戦略があった!ふしぎでかけがえのない、個性と進化の話。ナメクジ、ダンゴムシ、モヤシ、雑草・・・・・・。いつも脇役で「つまらない」と思われがちな生き物たち。でもそのつまらなさの裏には、生き残るための重要な意味があった!生き物への、そして読む人自身への思い込みを覆す、劣等感が吹き飛ぶ本!国立・私立 中学入試[国語]3年連続最頻出著者*が贈る、個性と進化のお話(*2021~2023年 日能研調べ)自然界を生き抜く上で重要なことは、競争に勝つことではない。たとえ一度競争に勝ったとしても、その後も競争し続け、勝ち続けなければならないのだ。しかし、勝ち続けることは簡単ではない。だから自然界を有利に生き抜く上で重要なことは、競争相手がいないということである。そのために重要なことは、みんなと同じではない。みんなと違うということが必要なのだ。(4 章「こまった」生き物 コウモリ より)<目次>はじめに1章 「みっともない」生き物ナメクジ/ヘビ/アホウドリ/ブタ/ミミズ/イモムシ2章 「にぶい」生き物ダンゴムシ/ナマケモノ/スローロリス/カメ/キーウィ/モヤシ/サツマイモ3章 「ぱっとしない」生き物カモノハシ/ペンギン/カバ/タヌキ/ケラ/アリ/クズ4章 「こまった」生き物コウモリ/ハゲワシ/ブチハイエナ/オオカミ/ミイデラゴミムシ/糞虫/イエバエ/ゴキブリ/雑草5章 やっぱり、そのままでいいんだよイルカは早く走れない/イルカの生き方に学ぶこと/足の遅いチーターはいない/個性というやっかいなもの/オナモミの個性/自然界に答えはない/タンポポの花は黄色い/いらない個性はない/さらにヒトは助け合う6章 あなたもそのままでいいんだよサルとヒトの境目/人間の大好物/そして、人はそろえたがる/遺伝子には逆らえない/それでも努力は無駄ではない/自分の遺伝子との付き合い方/あなただけの遺伝子/あなたがあなたである確率/この世に一つしかないものおわりに