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ちくまプリマー新書

ピンチに備える解剖学

ヒトの体の成り立ちを学ぶ。

ヒトの体の成り立ちを学ぶ。機能ごとに人体を概観してから、「鼻血が止まらない!」「ゲームのし過ぎで親指が痛い!」など実際の体のピンチを解剖学で解説。

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68531-5

Cコード

0247

整理番号

503

2025/09/09

判型

新書判

ページ数

288

解説

内容紹介

ヒトの体の成り立ちを学ぶ。
機能ごとに人体を概観してから、「鼻血が止まらない!」「ゲームのし過ぎで親指が痛い!」など実際の体のピンチを解剖学で解説。

どういうわけか、日本の中高の理科や生物の授業では、ヒトのからだの仕組みに関する内容が少ない。分子生物学などやたら先端的なはなしがあるかと思えば、肺も肝臓も膵臓もでてこない。樹状細胞は出てくるのに胸腺もリンパ節も出てこない。そこで本書では、解剖学の骨子を借りて、ヒトのからだを概観できるようにした。60点以上のイラストを収録、見て分かるようにもなっている。

本書は、前後二部構成になっていて、前半の第1章では、「骨格系」「筋系」「神経系」というように、系統解剖学のやりかたで人体をおおまかに学んでいく。
後半の第2章は、学んだ知識を実地に活かしてみるためのケーススタディ。鼻血、頭痛、親指の腱鞘炎、肩や胸の痛み、急な腹痛や腰痛など、日常生活で誰もが耳にするような「からだのピンチ」から、高校生や大学生くらいの読者に起こりそうな例をとりあげて、これらを、解剖学に基づいて解読していく。

目次

第一章 ヒトのからだのあらまし
支える──骨格系/動かす──筋系/情報を担う──神経系/循環させる──心臓血管系、リンパ管系/息をする──呼吸器系/食べる──消化器系 など

第二章 あなたにも起こるかもしれないピンチ
激しい頭痛がして気を失った/予防接種後に腕が腫れて痛い/肘が痛い/高熱が出て息が苦しい/足が痺れて歩けない/急におなかが痛くなった/突然、腰に電撃が…… など

著作者プロフィール

村上徹

( むらかみ・とおる )

村上 徹(むらかみ・とおる):群馬大学大学院医学系研究科准教授。同大学医学部医学科卒業。同学院医学研究科修了。博士(医学)。ペンシルベニア大学でポストドクトラルフェロー、ゼブラフィッシュの形態形成を研究。解剖学と発生生物学の研究を行いながら、解剖学の授業を担当し教育改善に取り組む。著書に『小説みたいに楽しく読める解剖学講義』(羊土社)など。

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