ちくまプリマー新書
東大ファッション論集中講義
平芳裕子
著
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二〇世紀初め、毒を撤き散らす悪女として恐れられた患者の実話。エイズ、鳥インフルエンザなど、伝染病の恐怖におびえる現代人にも、多くの問いを投げかけている。
第1章 物語の発端(事件以前のメアリー
チフス患者の発生 ほか)
第2章 公衆衛生との関わりのなかで(腸チフス
チフスと戦争 ほか)
第3章 裁判と解放(法的な問題
「チフスのメアリー」の露わな登場 ほか)
第4章 再発見と、その後(自由になって
恋人の死 ほか)
第5章 象徴化する「チフスのメアリー」(一般名詞化するメアリー
勝ち馬に乗る歴史 ほか)
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