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定価

836

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68767-8

Cコード

0240

整理番号

66

2007/09/05

判型

新書判

ページ数

176

解説

内容紹介

人はなぜ「わかるはずのないこと」を知りたがるのか。時間旅行やUFOや占いはなぜありえないか。「わかる」と「納得する」を区別すれば、ものごとがクリアに見えてくる。

目次

第1章 未来はなぜわ?ゥるわけがないのか?(「血液型性格判断」一刀両断
データや実験として意味のないことが根拠に ほか)
第2章 宇宙の果てはあるのか?(「時間旅行」は人間の世界では物理学的にありえない
現象として可能なことと、われわれが体験できることは違う ほか)
第3章 日本はなぜ不合理がまかり通る社会になったのか?(「疑い」をなくした日本は、精神的には中世レベル
学校教育の失敗―理数系は「我慢」を勉強する科目 ほか)
第4章 人間の欲望はなぜ尽きないのか?(知的欲求も物質的欲望も、「その外」を求めるのが現生人類
物質的欲望がない世界は、歴史上、実現したためしがない ほか)
第5章 研究するとはどういうことか?(辞書が信用できない
文明的に重要なハスが、ほとんど研究されていなかった ほか)

著作者プロフィール

松井孝典

( まつい・たかふみ )

1946年静岡県生まれ。東京大学理学部卒、同大学院修了。理学博士。NASA研究員、マサチューセッツ工科大学招聘科学者等を経て、現在、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。専門は惑星物理学・アストロバイオロジー。86年『ネイチャー』誌に「水惑星の理論」を発表、世界的に注目される。NHKの教養番組や、さまざまな国際学会、政府の懇談会などでも活躍。主著に『宇宙人としての生き方』『松井教授の東?蜍譓鼾u義録』『コトの本質』『われわれはどこへ行くのか?』ほか多数。

南伸坊

( みなみ・しんぼう )

南 伸坊(みなみ・しんぼう):1947年東京生まれ。東京都立工芸高等学校デザイン科卒業、美学校・木村恒久教場、赤瀬川原平教場に学ぶ。イラストレーター・装丁デザイナー・エッセイスト。雑誌「ガロ」の編集長を経て、80年よりフリーとなり、イラストレーション+エッセイで活躍。著書に『私のイラストレーション史』『笑う茶碗』(ちくま文庫)、『おじいさんになったね』(だいわ文庫)、『本人伝説』(文春文庫)他多数。

この本への感想

本書は、人々が共同社会の常識に従って脳の中に構築している内部モデル(世界像)の問題点を指摘している。自然科学のルールに基づいて世界像を描くと、現代文明やわれわれ(現生人類)の現状がクリアーに見えて来る。

T・K生

さん
update: 2007/12/14

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