松井孝典
( まつい・たかふみ )1946年静岡県生まれ。東京大学理学部卒、同大学院修了。理学博士。NASA研究員、マサチューセッツ工科大学招聘科学者等を経て、現在、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。専門は惑星物理学・アストロバイオロジー。86年『ネイチャー』誌に「水惑星の理論」を発表、世界的に注目される。NHKの教養番組や、さまざまな国際学会、政府の懇談会などでも活躍。主著に『宇宙人としての生き方』『松井教授の東?蜍譓鼾u義録』『コトの本質』『われわれはどこへ行くのか?』ほか多数。
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人はなぜ「わかるはずのないこと」を知りたがるのか。時間旅行やUFOや占いはなぜありえないか。「わかる」と「納得する」を区別すれば、ものごとがクリアに見えてくる。
第1章 未来はなぜわ?ゥるわけがないのか?(「血液型性格判断」一刀両断
データや実験として意味のないことが根拠に ほか)
第2章 宇宙の果てはあるのか?(「時間旅行」は人間の世界では物理学的にありえない
現象として可能なことと、われわれが体験できることは違う ほか)
第3章 日本はなぜ不合理がまかり通る社会になったのか?(「疑い」をなくした日本は、精神的には中世レベル
学校教育の失敗―理数系は「我慢」を勉強する科目 ほか)
第4章 人間の欲望はなぜ尽きないのか?(知的欲求も物質的欲望も、「その外」を求めるのが現生人類
物質的欲望がない世界は、歴史上、実現したためしがない ほか)
第5章 研究するとはどういうことか?(辞書が信用できない
文明的に重要なハスが、ほとんど研究されていなかった ほか)
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