高田里惠子
( たかだ・りえこ )1958年神奈川県生まれ。東京大学大学院博士課程(ドイツ文学専攻)単位取得満期退学。現在、桃山学院大学教授。著書に『グロテスクな教養』(ちくま新書)、『文学部をめぐる病い――教養主義・ナチス・旧制高校』(ちくま文庫)、『学歴・階級・軍隊――高学歴兵士たちの憂鬱な日常』(中公新書)、『失われたものを数えて――書物愛僧』(河出ブックス)などがある。
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時代の空気、格差とイジメ、男と女。軍隊小説には、人生における全ての悲喜劇が凝縮されている。現代の男の子(と女の子)に日本と日本人の姿を問いかけるわが帝国軍隊をめぐる波瀾万丈の物語。
はじめに 想像のなかの男の子たちへ(この本の正体
わたしは最適任者 ほか)
第1章 男の兵隊、女のお産(オモテとウラ
嗚呼、大日本帝国の落日 ほか)
第2章 老(初年)兵は死なず(魂の試される時
ホーホケキョ? ほか)
第3章 志願と忌避(何某事件
ハイッとスッキリ、元気よく ほか)
第4章 軍服と裸体のあいだ(ダメになるにも才能がいる
男が服を脱ぐとき ほか)
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