菅野仁
( かんの・ひとし )1960年生まれ。東北大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得。東北大学文学部助手などを経て、現在、宮城教育大学教育学部教授・学長特別補佐。専攻は社会学(社会学思想史・コミュニケーション論・地域社会論)。著書に『友だち幻想』『教育幻想』(ちくまプリマー新書)、『ジンメル・つながりの哲学』(NHKブックス)、共著に『社会学にできること』(ちくまプリマー新書)などがある。
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学校の目的は「すばらしい人を作る」ことではなく、「社会に適応できる人」を育成すること。自由も管理も理想も現実も、こと教育となると極端に考えがち。問題を「分けて考えて」、より「マシな」解決の道筋を見つけよう。
序章 今こそリアルでクールな「上下関係」を
第1章 人間関係を「分けて考える」キーワード
第2章 そもそも学校とはどんな制度か
第3章 クールティーチャー宣言
第4章 「心の教育」よりも、まず「ルール」が必要
第5章 「規律か自由か」の二者択一ではなく、「間をとる」努力を!
第6章 「友だち先生」の実態
第7章 しつけは学校の責任か?
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