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ちくまプリマー新書

ことばの発達の謎を解く

息子が言葉を覚える様子は 手品のようでした。 その種明かしが本書です。 外国語を学ぶ前に 読みたい本でもあります。 ――俵万智さん推薦

単語も文法も知らない赤ちゃんが、なぜ母語を使いこなせるようになるのか。発達心理学、認知科学の視点から、思考の道具であることばを獲得するプロセスを描く。

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68893-4

Cコード

0211

整理番号

191

2013/01/07

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

単語も文法も知らない赤ちゃんが、なぜ母語を使いこなせるようになるのか。ことばの意味とは何か、思考の道具としてどのように身につけていくのか。子どもを対象にした実験の結果をひもとき、発達心理学・認知科学の視点から考えていく。

目次

第1章 アラミルクガホシイノネ―単語の発見
第2章 ヘレン・ケラーのwater事件―ことばの世界の扉を開ける
第3章 歯で唇をフム―動詞の意味の推測
第4章 血圧がヤスイ―モノの性質、色、位置関係の名前の学習
第5章 ことばの発達の謎を解く―発見、創造、修正
第6章 言語が思考をつくる
終章 読者のみなさんへのメッセージ

著作者プロフィール

今井むつみ

( いまい・むつみ )

今井 むつみ(いまい・むつみ):慶應義塾大学環境情報学部教授。1994年ノースウエスタン大学心理学博士。専門は認知科学、言語心理学、発達心理学。学力不振で苦しむ子どもたちの学力困難の原因を見えるようにするツール(たつじんテスト)や学習補助教材の開発にも取り組んでいる。著書に、『言語の本質――ことばはどう生まれ、進化したか』(中公新書)、『ことばの発達の謎を解く』(ちくまプリマー新書)、『親子で育てる ことば力と思考力』(筑摩書房)、『言葉をおぼえるしくみ――母語から外国語まで』(共著、ちくま学芸文庫)、『ことばの学習のパラドックス』(ちくま学芸文庫)、『ことばと思考』『学びとは何か――〈探究人〉になるために』『英語独習法』『学力喪失』(以上、岩波新書)、『算数文章題が解けない子どもたち――ことば・思考の力と学力不振』(岩波書店)、『ことば、身体、学び――「できるようになる」とはどういうことか』(扶桑社新書)ほか多数。

お詫びと訂正

1月刊行の今井むつみ・著『ことばの発達の謎を解く』(ちくまプリマー新書191)の目次および本文に誤りがありました。

12頁8行目および105頁11行目
誤)…オトマノペって実はすごい
正)…オノマトペって実はすごい

関係各位および読者のみなさまにお詫びするとともに、訂正いたします。

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