loading...

ちくまプリマー新書

漢字からみた日本語の歴史

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68901-6

Cコード

0281

整理番号

199

2013/07/08

判型

新書判

ページ数

192

解説

内容紹介

日本語の歴史とは、漢字の両側に、中国語と日本語とが、緊張関係を保ちつつ形成してきた歴史。万葉集の時代から明治期にかけて、日本語とその表現は多様化していった。しかし現代は?漢字という乗り物に乗って、日本語の豊かさを探る旅に出かけよう。

目次

第1章 漢字の向こうに中国語がみえる―漢字しかなかった時代(『万葉集』は漢字だけで書かれている
漢字の二つの使い方
漢字の向こうに中国語がみえる)
第2章 中国語から漢語へ―漢字が結びつける中国語と日本語(中国語を翻訳する
中国語から漢語へ)
第3章 日本語を漢字で書く(仮名がうまれてからも漢字を使い続けた
『平家物語』を漢字で書く
中世の文字社会)
第4章 自由になった漢字―明治期の漢語・漢字(絵でみる漢語
漢語を説明する漢語―中国服を脱いだ漢語
振仮名が結びつける和語と漢語
日本的な漢字使用)
第5章 現代の日本語と漢字(「常用漢字表」再考
新しい「心性」)

著作者プロフィール

今野真二

( こんの・しんじ )

1958年神奈川県生まれ。86年早稲田大学大学院博士課程後期退学、高知大学助教授を経て、清泉女子大学教授。専攻は日本語学。著書に、『漢字からみた日本語の歴史』(ちくまプリマー新書)、『日本語の近代――はずされた漢語』(ちくま新書)、『百年前の日本語――書きことばが揺れた時代』『日本語の考古学』(岩波新書)、『かなづかいの歴史――日本語を書くということ』(中公新書)、『日本語のミッシング・リンク――江戸と明治の連続・不連続』(新潮選書)、『「言海」を読む――ことばの海と明治の日本語』 (角川選書)、『振仮名の歴史』(集英社新書)、『文献から読み解く日本語の歴史――鳥瞰虫瞰』(笠間書院)、『?言海?と明治の日本語』(港の人)など多数。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくまプリマー新書」でいま人気の本

いま話題の本