長谷川櫂
( はせがわ・かい )1954年生まれ。俳人。俳句結社「古志」前主宰、朝日俳壇選者、季語と歳時記の会(きごさい)代表。90年、『俳句の宇宙』でサントリー学芸賞、2003年、第五句集『虚空』で読売文学賞受賞。著書『日本人の暦』(筑摩選書)、『「奥の細道」をよむ』(ちくま新書)、『四季のうた』『俳句的生活』(以上、中公新書)、『一億人の俳句入門』『句会入門』(以上、講談社現代新書)、『震災歌集』『震災句集』(中央公論新社)など。
loading...
憲法を読んでみよう。あえて法学の作法を用いず私たちがふだん使っている「日本語の文章」として。そこに綴られた言葉の奥に、どんな叡智が込められているのか。民主主義・平和主義・表現の自由の原点に立ち返る。
第1章 前文を解体する(前文はなぜ難しいのか
明治憲法への断罪と旧体制との決別 ほか)
第2章 闘う日本国憲法(「国民の信託」というフィクション
「万世一系」という大義名分 ほか)
第3章 民主主義の理想と現実(国民の意思をどう集約するか
民主主義は「数の政治」 ほか)
第4章 平和とは言葉の戦争(戦争、戦力、交戦権を放棄
安保条約、在日米軍、自衛隊 ほか)
第5章 表現の自由と人間の幸福(国民の幸福こそ民主主義の目的
表現の自由は民主主義の土台 ほか)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。