福澤諭吉
( ふくざわ・ゆきち )1835(天保5)年~1901(明治34)年。著述家、教育者。「時事新報」発行人。近代日本最大の啓蒙思想家。慶應義塾の創設に力を尽くした。著書に『学問のすすめ』『文明論之概略』『西洋事情』『福翁自伝』など多数がある。
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新しい地平を切り開いていくのに必要なのは学ぶこと。それではどう学んで、生き方にどう結びつけたらいいだろう。明治初期から読みつがれている日本最強の教育書をもっともわかりやすくコンパクトな現代語訳と解説で伝える。
学問には目的がある―学問のあるなしで、人生の差がつくことが多いんだよ
人間の権利とは何か―人はみな平等で同じ権利を持っているんだ
愛国心のあり方―一人一人が独立してこそ初めて国も独立するんだ
国民の気風が国をつくる―勉強したことは社会のために!
国をリードする人材とは―文明をつくっていくのは国ではなく僕たち民間人なんだ
文明社会と法の精神―国は国民を守り、国民は法律を守る。それが約束である
国民の二つの役目―法律を守る。代表者を選ぶ。これが僕たちの役目なんだよ
男女間の不合理、親子間の不合理―自分の考えで人を思い通りにしようとしてはいけないんだよ
より高いレベルの学問―僕たちには文明を進歩させる使命がある
学問にかかる期待―現状に満足するな!大志を持って勉強し、世界と競おう!〔ほか〕
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