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定価

9,505

(10%税込)
ISBN

978-4-480-70261-6

Cコード

0393

整理番号

1996/02/22

判型

A5判

ページ数

876

解説

内容紹介

小林秀雄・河上徹太郎・中原中也などの影響のもとに、戦後の小説家大岡昇平の誕生を準備した、今日では入手困難な翻訳を含む“文学修業時代”の全作品を収録。新発見資料多数。大岡文学ファン必読。

目次

青春
横光利一氏の『母』
『樹のない村』と『幼き合唱』
『自然と純粋』讃辞
批評家ジイド
作家の倫理の問題
アンドレ・ジィドの転向に就いて
河上徹太郎の文章に就いて―覚書
アンドレ・ジイド『ドストエフスキー論』
アラン『散文論』祝辞
「リアリズム文学の提唱」に就いて
ジイドの流行
破片〔ほか〕

著作者プロフィール

大岡昇平

( おおおか・しょうへい )

1909年東京生まれ。1988年に没す。京都大学仏文科卒業。作家。小説に『俘虜記』『野火』『武蔵野夫人』『花影』『幼年』『少年』、戦記文学に『レイテ戦記』、評論エッセイに『中原中也』『わがスタンダール』『証言その時々』などがある。

大江健三郎

( おおえ・けんざぶろう )

1935年生まれ。作家。94年ノーベル文学賞受賞。伊丹万作の長男、映画監督の故伊丹十三は義兄にあたる。作品に『個人的な体験』『燃えあがる緑の木』『水死』など多数。

菅野昭正

( かんの・あきまさ)

1930年、横浜生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。東京大学教授、白百合女子大学教授を経て、現在は世田谷文学館館長、日本芸術院会員。著書に『ステファヌ・マラルメ』(読売文学賞)、『変容する文学の中で 文芸時評』(全3巻)など。訳書に、クンデラ『不滅』、ル・クレジオ『アフリカのひと』など、多数。

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