大岡昇平
( おおおか・しょうへい )1909年東京生まれ。1988年に没す。京都大学仏文科卒業。作家。小説に『俘虜記』『野火』『武蔵野夫人』『花影』『幼年』『少年』、戦記文学に『レイテ戦記』、評論エッセイに『中原中也』『わがスタンダール』『証言その時々』などがある。
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老年に至ってなお衰えを知らぬ恐るべき好寄心で「現在」を視つづけて、小説家大岡昇平の面目躍如たる『成城だより』(1・2・3)をはじめとする、著者最晩年の文芸評論、社会時評、コラム、追悼文、および遺稿三篇を収録。
成城だより
土佐日記
忠臣蔵・八犬伝
狡猾になろう
戦後四十年を問う
悪夢の構図
『椿姫』ばなし
フィリピンを思う
エンターテイメントの諸相
まだ解けない『忠臣蔵』の謎
『盗まれた手紙』
エンターテイメントとポストモダン
河口湖日記
重なる御縁
愛の幸福
富士の隣人
繊細さと逞しさと
最後の握手
源義さんのこと〔ほか〕
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