山川方夫
( やまかわ・まさお )山川 方夫(やまかわ・まさお):1930年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院中退。「演技の果て」「海の告発」など5作が芥川賞、『クリスマスの贈物』が直木賞の候補となる。著作に『安南の王子』『愛のごとく』『目的を持たない意志 山川方夫エッセイ集』などがある。「ヒッチコック・マガジン」連載の“親しい友人たち”が探偵小説読者から高く評価される、謎を扱ったショートストーリーの達人でもあった。
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海の匂い、ふりそそぐ陽光、松林を渡る風…。焦燥と孤独の青春、そして愛と喪失の予感。戦後の荒野を駆け抜けた山川文学の集大成。本巻収録「埴輪」「不知道」戯曲・論文・年譜ほか。
論文(カミュは死に就いてどう思うか
ジャン・ポオル・サルトルの演劇について
“悪魔と神”)
戯曲・台本(埴輪
朝の真空
音の壁・けものの声
砂と空と人間
不知道
叱られる
女ふたり
海と花束)
作文
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