坂口安吾
( さかぐち・あんご )1906-1955。新潟市の生まれ。本名は炳五。中学を放校されて上京、東洋大でインド哲学、アテネ・フランセでフランス文学を学ぶ。「木枯の酒倉から」「風博士」によって、一部の注目をあびる。戦争中は「日本文化私観」「青春論」などの卓抜なエッセイを書きつづけ、戦後、「白痴」「堕落論」で一挙に世に出た。独特の発想と視点をもった文明批評や、「不連続殺人事件」などの探偵小説もある。
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作家の全著作をジャンルに依らず生成発表順に編集。本巻には、木枯の酒倉から・風博士・黒谷村他、1927年3月~1935年12月分を収録。
意識と時間との関係
今後の寺院生活に対する私考
〔翻訳〕プルウストに就てのクロッキ―マリイ・シェイケビッチ
編輯後期〔『言葉』創刊号〕
木枯の酒倉から
ふるさとに寄する讃歌
ピエロ伝道者
〔翻訳〕ステファヌ・マラルメ―ヴァレリイ
エリック・サティ(コクトオの訳及び補註)
風博士〔ほか〕
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