坂口安吾
( さかぐち・あんご )1906-1955。新潟市の生まれ。本名は炳五。中学を放校されて上京、東洋大でインド哲学、アテネ・フランセでフランス文学を学ぶ。「木枯の酒倉から」「風博士」によって、一部の注目をあびる。戦争中は「日本文化私観」「青春論」などの卓抜なエッセイを書きつづけ、戦後、「白痴」「堕落論」で一挙に世に出た。独特の発想と視点をもった文明批評や、「不連続殺人事件」などの探偵小説もある。
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坂口安吾の小説、評論、エッセイなど全著作を発表順に収録。第5巻では1947年2月から12月までの作品を収録。
「花妖」作者の言葉
花妖
二十七歳
私は誰?
余はベンメイす
世評と自分
恋愛論
酒のあとさき
大阪の反逆
わが戦争に対処せる工夫の数々
序『逃げたい心』
花火
てのひらの自伝
貞操の幅と限界
後記『白痴』
あとがき『いづこへ』
私の小説
俗物性と作家
暗い青春
破門
教祖の文学
ちかごろの酒の話
金銭無情
桜の森の満開の下
私の探偵小説
後記『堕落論』
オモチャ箱
悪妻論
再版に際して『吹雪物語』
大望をいだく河童
邪教問答
観念的その他
散る日本
推理小説について
理想の女
パンパンガール
青鬼の褌を洗う女
理想なき目
後記『道鏡』
決闘
新カナヅカヒの問題
娯楽奉仕への心構へ
阿部定さんの印象
思想と文学
第二芸術論について
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