宮沢賢治
( みやざわ・けんじ )1896-1933。岩手県花巻市の生まれ。生家は古着・質商。盛岡の高等農林学校在学中に詩や散文の習作をはじめる。日蓮宗に深く帰依し、一時上京して布教生活を送る。帰郷後は農学校で教えつつ多くの詩や童話を書く。やがて農学校を退職、「羅須地人協会」をつくり、農民への献身の生活に入った。生前はほとんど無名のままに死去。病床のなかで手帳に綴ったのが「雨ニモマケズ」の詩。
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「銀河鉄道の夜」初期形態をはじめ、賢治、27歳以降の童話を中心に、「〔フランドン農学校の豚〕」「月夜のけだもの」など、先駆形から大きな変貌をとげた作品も収録する。本文編、校異編より成る。
やまなし
サガレンと八月
銀河鉄道の夜
台川
イーハトーボ農学校の春
イギリス海岸
耕耘部の時計
さいかち淵
タネリはたしかにいちにち噛んでゐたやうだった
黒ぶだう
車
氷と後光
四又の百合
虔十公園林
銀河鉄道の夜
銀河鉄道の夜
祭の晩
紫紺染について
毒もみのすきな署長さん
ポランの広場
税務署長の冒険
或る農学生の日誌
なめとこ山の熊
寓話 洞熊学校を卒業した三人
畑のへり
月夜のけだもの
マリヴロンと少女
蛙のゴム靴
まなづるとダアリヤ
フランドン農学校の豚
一九三一年度極東ビヂテリアン大会見聞録
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