井上究一郎
( いのうえ・きゅういちろう )1909-99年。大阪府に生まれる。東京帝国大学文学部フランス文学科卒業。東京大学名誉教授。著訳書に『井上究一郎文集』(全2巻)、プルースト『失われた時を求めて』などがある。
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『失われた時を求めて』の個人全訳を成し遂げた仏文学者の文業を集成する。第1巻はフランス文学篇。ロンサール、ルソー、ボードレール、ランボー、グルニエ…をめぐって紡がれる珠玉の文章は象徴主義のかすかな残光に映え、清冽な煌きを放つ。どの一篇も静謐な中に劇しいドラマの予兆を秘め、読む者を魅了してやまない。
ロンサール小伝
『セヴィニェ夫人手紙抄』後記
ルソー『告白録』
詩人ヴィクトール・ユゴーの世界
ロマン派とユゴーの詩
『レ・ミゼラブル』
『赤と黒』のもつ意味
亡い友に代ってバルザックを語る
『悪の華』の周辺に
ポール・ヴェルレーヌの『女の友達』〔ほか〕
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