柳宗悦
( やなぎ・むねよし )1889-1961年。学習院高等科在学中に雑誌「白樺」創刊に参加。主に美術の分野を担当した。東京帝国大学哲学科を卒業後は宗教哲学者として活躍。濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチ、富本憲吉らと出会い、「民藝」という新しい美の概念を打ちたてた。眼の人として知られるが、柳のまなざしは、物の美しさだけではなく、物を生み出した人や社会にたえず注がれていた。
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本全集既刊分に未収録の既発表論稿と大量に残された未発表原稿のうち完成原稿及びそれに準ずる原稿を収録。
論稿補遺(ジオットに就て
ホイットマンとエマソン
何故民芸に心を惹かれるか
出雲の雁皮紙
現在の日本民窯
書物の用と美に就て ほか)
未発表論稿(社会と学生と
灯火可親
独思録
夜の悩み
基督教
夜の歌
小絵馬に就て
工芸的な文字
装釘に就て
浜田庄司と文化財指定
音楽随想 ほか)
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