内藤湖南
( ないとう・こなん )慶応2(1866)―昭和9(1934)年。本名、内藤虎次郎。東洋史学者。秋田県生まれ。秋田師範学校高等師範科卒業後、小学校訓導となるが、二年後上京。「明教新誌」「三河新聞」「日本人」「亜細亜」などの記者を経て「大阪朝日新聞」主筆となる。この間中国問題の研究を重ねる。明治40年、京都帝国大学史学科創設の際に招かれ、東洋史学講座を担当、のち教授。博学で著書多く、主著に『近世文学史論』『東洋文化史研究』『日本文化史研究』『支那史学史』などがある。
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明治33年8月から明治39年4月まで第二次大朝在社時代の署名論説を収めた「大阪朝日新聞所載論説」を収録。北清事変から日露戦争を含む重要期に当たる。
明治三十三年(上海電報の読法
所謂秩序回復 ほか)
明治三十四年(実業者と外交(満洲の門戸開放に就て)
露清密約補論 ほか)
明治三十五年(清国償金の財源
第三露清特約案 ほか)
明治三十六年(韓国の総税務司
清国の軍器密輸入 ほか)
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