ポール・ヴァレリー
( ヴぁれりー,ぽーる )1871年、南仏地中海沿岸のセットに生まれる。モンペリエ大学法学部に入学、ユイスマンス『さかしま』を読み、引用されたマラルメの詩に感動する。ピエール・ルイスやジッドと知り合い、91年にマラルメ宅を訪問。92年、伝説的な〈ジェノヴァの夜〉、94年、『カイエ』を書きはじめる。1917年、『若きパルク』を刊行、名声を得る。25年、アカデミー・フランセーズ会員に選出され、フランスの代表的知性と謳われた。45年、死去。
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意識の極限のドラマ「テスト氏」の謎をあかす明快で力感みなぎる新訳。さらにその周辺テクスト、およびマラルメやプルーストなどをめぐる作家論を収め、ヴァレリーの〈物語〉への意志を照射する。
日仏翻訳文学賞(第一七回)
6,820
円978-4-480-77061-5
0398
2011/02/10
A5判
536
頁テーマ別の新集成、意識の極限のドラマ「テスト氏」の謎をあかす明快な新訳、さらにその周辺テクストや作家論を収め、ヴァレリーの“物語”への意志を照射する。
第1部 テスト氏(テスト氏との一夜
序文 英語版「テスト氏との一夜」の ほか)
第2部 物語の断片(物語のかけら(カリュプソ
ロビンソン ほか)
肖像(ステファヌ・マラルメ
マラルメへの最後の訪問 ほか))
第3部 物語作家論(ヴィリエ・ド・リラダンについての講演
デュルタル ほか)
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