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シリーズ・全集

ミシェル・フーコー講義集成 5 異常者たち

——コレージュ・ド・フランス講義1974-1975年度

定価

6,160

(10%税込)
ISBN

978-4-480-79045-3

Cコード

1310

整理番号

2002/10/23

判型

A5判

ページ数

432

解説

内容紹介

犯罪者をめぐる精神医学と司法の連結への過程を検証し、近代西欧において“異常者”と呼ばれる一族の登場を可能にした“知”と“権力”を、精神鑑定およびセクシュアリティの告白についての歴史的分析から出発しつつ鮮やかに描き出す。

目次

刑事精神鑑定
精神鑑定はいかなる種類の言説に属するのか
真理の言説と笑いを誘う言説
十八世紀の刑法における法定証拠
改革者たち
内的心証の原則
情状酌量
真理と正義との関係
権力のメカニズムにおけるグロテスクなもの
犯罪の心理学的かつ道徳的な分身〔ほか〕

著作者プロフィール

ミシェル・フーコー

( ふーこー,みしぇる )

1926年フランス・ポワティエ生まれ。高等師範学校で哲学を専攻、ヨーロッパ各国の病院・研究所で精神医学を研究する。1969年よりコレージュ・ド・フランス教授。1984年没。主著に『精神疾患とパーソナリティ』『狂気の歴史』『臨床医学の誕生』『言葉と物』『知の考古学』『監視と処罰』『性の歴史』がある。

慎改康之

( しんかい・やすゆき )

1966年、長崎生まれ。東京大学教養学部卒、東京大学大学院博士課程退学。フランス社会科学高等研究院(EHESS)博士課程修了。現在、明治学院大学教授。著書として『法の他者』(共著、御茶の水書房)、訳書に『ミシェル・フーコー講義集成』第Ⅳ、Ⅴ、Ⅷ、ポール・ヴェーヌ『フーコー その人その思想』(筑摩書房)他。

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