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単行本

冠・婚・葬・祭

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-80410-5

Cコード

0093

整理番号

2007/09/10

判型

四六判

ページ数

240

解説

内容紹介

世はすべてこともなし…とは、なかなか行かない。人生の節目節目で、起こった出来事、出会った人、考えたこと。いろいろあるけど、ちゃんと生きよう。そんな気持ちになる4つの物語。

目次

空に、ディアボロを高く
この方と、この方
葬式ドライブ
最後のお盆

著作者プロフィール

中島京子

( なかじま・きょうこ )

1964年東京都生まれ。出版社勤務、アメリカ留学、フリーライターを経て、2003年、田山花袋『蒲団』を下敷きにした小説『FUTON』でデビュー。高い評価を受け、野間文芸新人賞候補になる。以後、『イトウの恋』『均ちゃんの失踪』『冠・婚・葬・祭』で吉川英治文学新人賞の候補となるなど、活躍。他の著書に『ツアー1989』『桐畑家の縁談』『平成大家族』『女中譚』など。エッセイ集に『ココ・マッカリーナの机』がある。2010年『小さいおうち』で第143回直木賞を受賞。

この本への感想

愉快に笑った
 ぼくはこの著者の存在を直木賞受賞まで知らなかった。受賞作『小さいおうち』を読み、この作家を知らなかったなんて何ともったいない時間を過ごしてきたことかとあわてた。
 で、あれこれ読んだひとつが本書。絶妙な語り口がみごとで、まことにおもしろい。殊に『この方と、この方』に描かれる若い人たちの「結婚志向」のありようには教えられることが多く、しかも愉快に笑った。

washiroh

さん
update: 2010/11/27
読み終えた後のすがすがしい気持ちや、なんとも言えない温かい気持ちになれ、すっかり中島先生のファンになりました。もともと女性作家が好きでしたので読む前から正直わくわくしていましたが、思ったとおり、冠・婚・葬・祭、4つの物語ともに細かい女性ならではの視点で、見事な描写で各々の主人公の気持ちや周りの状況が私の中で共感したり忘れかけていた事を思い出してくれたりと、本当に出会えたことに感謝しています。

浅見昌美

さん
update: 2008/09/03

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