榎田ユウリ
( えだ・ゆうり )小説家。榎田尤利名義でBLジャンルでデビュー。近年は活躍の場を一般文芸に広げ活動中。著作は100冊を超える。主な著書に<妖キ(王に奇)庵夜話>シリーズ(角川文庫)、<魚住くん>シリーズ(角川文庫)、『ここで死神から残念なお知らせです』(新潮文庫nex)
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矢口弼は38歳、元税理士。離婚を経験して仕事にも疲れた矢口は、中学時代を過ごした南森町にひとりきりで戻る。新しい住まいは、かつての同級生・小日向の営む喫茶店「レインフォレスト」の上階。外見は変わっても中身は子どものままに騒々しい小日向に矢口は面食らいながらも、少しずつ雨森町になじんでいく。そんなふたりにもたらされる恩師の死をめぐる謎。先生の死は事故なのか?あるいは、生徒からのいじめを苦にした自殺?23年前の真実を求めて、矢口と小日向は元クラスメイトを訪ねるが―。失くしたものも、ふたりでなら見つけられる。喪
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