四方田犬彦
( よもた・いぬひこ )四方田 犬彦(よもた・いぬひこ):1953年生まれ。批評家・エッセイスト・詩人。著作に『見ることの塩』(河出文庫)、翻訳に『パゾリーニ詩集』(みすず書房)がある。
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トルストイ童話集から『ラーマーヤナ』まで。少年期に読んで強い印象を受けた外国の書物をもう一度読み直し、当時のエピソードを混じえて綴る半自伝的エッセイ。
記憶の森
悪魔との出会い トルストイ童話集
驚異の冒険譚 『地底探険』
狂人の告白 『ガリヴァー旅行記』
仮面と憐憫 『幸福の王子』
変身と終末 ギリシャ神話と北欧神話
クリスマスの魔法 『胡桃割り人形と鼠の王様』
パリの不思議 『レ・ミゼラブル』
マラルメ的欲望 『ギボンス』と『スコット』
洪水と戒律 聖書
イエスの奇跡 聖書
SFの通過
物語は無限に続く 『千夜一夜物語』
非嘆の甘やかさ 『紅桜夢』
追放と王国 『ラーマーヤナ』
転校生の徴 『デミアン』
失墜と悔恨 『悪の華』
汝の欲するところをなせ 『ガルガンチュワとパンタグリュエル物語』
禍々しく、昏い森 『神曲』
ポルノグラフィー体験
異邦人の孤独 『マルテの手記』
書くことの始まり
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