矢川澄子
( やがわ・すみこ )(1930-2002)東京生まれ。作家・詩人・翻訳家。東京女子大学英文科を卒業後、学習院大学独文科在学中に同人誌『未定』に参加。59年、仏文学者で作家の澁澤龍彦と結婚し、仕事の協力者として活躍するが68年には離婚。以後も、文学活動に従事。小説に『架空の庭』『失われた庭』、詩集に『ことばの国のアリス』、エッセイに『わたしのメルヘン散歩』、翻訳に『不思議の国のアリス』『ほんものの魔法使』など多数。
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「人並みの幸せを追い求めるのはやめようね」それが渋沢龍彦の口ぐせだった―「おにいちゃん」と呼んだかつての伴侶との十年の結婚生活を偲ぶ珠玉のエッセイ十七篇。
おにいちゃん
一九五X年・夏
《彼等》のその頃
《神話》の日々
わたしひとりの〈たま〉―私小説的考察
少年と、少女と、幾冊かの本の話―『夢の宇宙誌』まで
《渋沢龍彦》の成立まで
『暦物語』のこと―装幀家・渋沢龍彦
素朴と情念―Iの場合
わたしにとってのモロー〔ほか〕
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