森茉莉
( もり・まり )1903─87年、東京生まれ。森?外の長女。1957年、父を憧憬する娘の感情を繊細な文体で描いた随筆集『父の帽子』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、50歳を過ぎて作家としてスタートした。著書に『恋人たちの森』(田村俊子賞)、『甘い蜜の部屋』(泉鏡花賞)、『贅沢貧乏』、『私の美の世界』、『森茉莉全集』全8巻など。
loading...
「…よじれた襞をつくって流れ落ちる湯は、柔しく、軽い、千も万もの接吻」(沐浴)。鋭い感性で紡ぎ出される豊潤な世界。佐野洋子のカラー挿画で彩る瀟洒な一冊。
石鹸・固型香水・花の香い
失った宝石
海から生れた真珠
沐浴
妖婆
時刻の翼
フランスの雑誌
パリのキャフェ
パリのマギャザン
巴里の夏
奥さんとお内儀さん
流行と私
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。