四方田犬彦
( よもた・いぬひこ )四方田 犬彦(よもた・いぬひこ):1953年生まれ。批評家・エッセイスト・詩人。著作に『見ることの塩』(河出文庫)、翻訳に『パゾリーニ詩集』(みすず書房)がある。
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何百年も人々が撫で擦り続けたために輪郭しか留めていないレリーフ、参詣人に触れられ黒光りする仏像、波に浸食された岩、口の中のドロップ…摩滅をめぐる13のエッセイ。
摩滅の賦
痕跡のマリア
水辺と仏陀
オパールの盲目
歯とビンズル
廃棄された王都
口のなかのドロップ
臼の由来
砥石の教え
無常からトマソンへ
うっすらさ、について
人生の乞食
時の崇高
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