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定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-81557-6

Cコード

0095

整理番号

2020/09/10

判型

四六判

ページ数

320

解説

内容紹介

コロナ禍で露呈したのは、日本には生活困窮者がこんなにいるということだった! 一億総中流は過去の夢。なぜこうなったのかを本を読んで考え続けた同時代批評。

目次

バカが世の中を悪くする、とか言ってる場合じゃない(「反知性主義」を批判するあなたの知性
誰が北朝鮮拉致問題をねじ曲げたのか ほか)
戦後日本の転換点はいつだったのか(戦後日本のピークはいつだったのか
戦後日本の右旋回はいつ起きたのか ほか)
わかったつもりになっちゃいけない、地方の現在地(観光でも基地でもない、沖縄の実像
アイヌ民族は「未開の民」だったのか ほか)
文学はいつも現実の半歩先を行っている(認知症が「文学」になるとき
セクシュアリティと小説のトリッキーな関係 ほか)
当事者が声を上げれば、やっぱり事態は変わるのだ(彼女が「フェミニスト」を名乗るまで
セクハラと性暴力をめぐる由々しき誤解 ほか)
番外編 新型コロナウイルスが来た!

著作者プロフィール

斎藤美奈子

( さいとう・みなこ )

1956年新潟生まれ。文芸評論家。94年、『妊娠小説』(筑摩書房/ちくま文庫)でデビュー。文芸評論、社会評論、書評などを幅広く執筆。2002年、『文章読本さん江』(筑摩書房/ちくま文庫)で第1回小林秀雄賞受賞。他の著書に『読者は躍る』『モダンガール論』『文学的商品学』『誤読日記』『それってどうなの主義』(以上、文春文庫)、『紅一点論』『趣味は読書。』(ちくま文庫)、『物は言いよう』(平凡社)、『冠婚葬祭のひみつ』(岩波新書)、『たまには、時事ネタ』『ふたたび、時事ネタ』(中央公論新社)、『月夜にランタン』 (筑摩書房)など。

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