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単行本

怪談の真髄

——ラフカディオ・ハーンを読みなおす

ラフカディオ・ハーンの残した怪談の数々は、何がこわいのか。

耳なし芳一、雪女、狢、食人鬼etc. ラフカディオ・ハーンの残した怪談の数々は、じっさい何がこわいのか。恐怖のメカニズムに精通した精神科医が読み解く。

定価

1,980

(10%税込)
ISBN

978-4-480-81592-7

Cコード

0095

整理番号

2026/01/13

判型

四六判

ページ数

256

解説

内容紹介

のっぺらぼうはなぜ怖いのか、食人鬼で真に恐ろしいのはなにか、滝はなぜ子供の首をもぎ取るのか、茶碗の中に浮かぶ顔はなにを意味しているのか――
妻・小泉セツの語りを再話するかたちで書かれた『怪談』をはじめとするラフカディオ・ハーンの散文作品の魅力の根源にあるものとは? 
恐怖のメカニズムに精通する精神科医が読み解く!

目次

1 つるつるしたもの ―狢 Mujina
2 あたかも安定している ―食人鬼 Jikininki
3 赤い蠅を弔う ―蠅の話 Story of a Fly
4 象が光る ―常識 Common Sense
5 滝を怒らせるな ―幽霊滝の伝説 The Legend of Yurei-Daki
6 空っぽの部屋 ―忠五郎の話 The Story of Chugoro
7 甲斐の土産 ―轆轤首 Rokuro-Kubi
8 梵字とホクロ ―お亀の話 The Story of O-Kame
9 代理人 ―生霊 Ikiryo /死霊 Shiryo
10 なぞらえる人 ―鏡と鐘と Of a Mirror and a Bell
11 掌に文字を書く ―お貞の話 The Story of O-Tei
12 嘲る顔 ―茶碗の中 In a Cup of Tea
13 耳の行方 ―耳なし芳一の話 The Story of Miminashi -H?ichi
14 予定調和 ―雪女 Yuki-Onna
15 ヒトダマ作戦 ―菊花の約(ちぎり) Of a Promise Kept
16 死んだのは誰か ―青柳の話 The Story of Aoyagi

補遺・雑稿


著作者プロフィール

春日武彦

( かすが・たけひこ )

春日 武彦(かすが・たけひこ):1951年、京都府生まれ。日本医科大学卒業。医学博士。産婦人科医を経て、精神科医に。都立精神保健福祉センター、都立松沢病院、都立墨東病院などに勤務。多摩中央病院院長、成仁病院院長を経て、同名誉院長。著書に『ロマンティックな狂気は存在するか』(大和書房→新潮OH!文庫)『問題は、躁なんです』(光文社新書)『精神科医は腹の底で何を考えているか』(幻冬舎新書)『臨床の詩学』(医学書院)『奇想版・精神医学事典』(河出文庫)『屋根裏に誰かいるんですよ。』(河出文庫)『恐怖の正体』(中公新書)『無意味なものと不気味なもの』(文藝春秋→中公文庫)『自殺帳』『自滅帳』(ともに晶文社)ほか多数。

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