loading...

単行本

ある「詩人古本屋」伝

——風雲児ドン・ザッキーを探せ

定価

3,080

(10%税込)
ISBN

978-4-480-81670-2

Cコード

0093

整理番号

2011/02/23

判型

四六判

ページ数

232

解説

内容紹介

それは、古書店主・青木正美が古書市場で仕入れた一冊の日記帳との出会いから始まった。無名の少年の日記に誌された詩人ドン・ザッキーの名。ドンの破天荒な行動と翻弄される少年の姿。時あたかも大正ダダイズムの青春群像が疾風怒涛のごとく駆け抜けた時代であった。青木正美は、ドン・ザッキーが古本業界の先輩である都崎友雄、その人であることを知る。よみがえる青木と都崎の数奇な出会い…。運命に突き動かされたかのようにドン・ザッキー=都崎友雄の生涯を追い続けた、著者渾身の1冊。

目次

第1章 忘れられた詩人古本屋(「新貸本開業の手引」
都崎友雄との交流 ほか)
第2章 ドン・ザッキーを追って(追跡
面会 ほか)
第3章 幻の「世界詩人」(「世界詩人」
夢想する極東詩人連盟 ほか)
終章 その後(ドンの死
遺品 ほか)

著作者プロフィール

青木正美

( あおき・まさみ )

1933年東京生まれ。50年都立上野高校定時制を中退。53年葛飾区堀切に古本屋を開業。仕事のかたわら、近代作家の自筆原稿・書簡類、無名の人たちの日記などを蒐集する。86年同業3人で季刊誌「古本屋」を創刊、5年間で10冊を刊行し終了する。主な著書に『古書肆・弘文荘訪問記』『ある古本屋の生涯』『「悪い仲間」考』(以上、日本古書通信社)、『二十歳の日記』『近代詩人・歌人自筆原稿集』『大衆文学自筆原稿集』(以上、東京堂出版)、『自己中心の文学 日記が語る明治・大正・昭和』(博文館新社)など、ほか多数ある。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「単行本」でいま人気の本

いま話題の本