井上理津子
( いのうえ・りつこ )井上 理津子(いのうえ・りつこ):ノンフィクションライター。1955年奈良県生まれ。タウン誌記者を経てフリーに。主な著書に『さいごの色街 飛田』『葬送の仕事師たち』『親を送る』『葬送のお仕事』『医療現場は地獄の戦場だった!』『師弟百景』など多数。人物ルポや食、性、死など人々の生活に密着したことをテーマにした作品が多い。
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チェーン店やアウトレットに負けずに、個人で商売を続ける店を訪ね歩く。食料品、衣類、銭湯…。老舗、家族経営、たった一人での開業など、人と店に歴史あり。
荒川区日暮里の佃煮「中野屋」 「みなさん、朝から、手に手に丼を持って買いに来られるの」
横浜市鶴見区の「かなざき精肉店」と「魚作分店」 「いい肉は、手で触った感触で分かるんですよ」
千代田区神田の豆腐店「越後屋」 「やめようと思ったこと、一度もなかったけど」
大田区梅屋敷の青果店「レ・アルかきぬま」 「父には死ぬまで働いてもらいますよ」
港区芝の魚屋さん 「仕入れの行くのに、年は関係ないじゃない」
台東区の「金星堂洋品店」 「(よく売れるのは)カストロとベトコンですね」
神田神保町の「ミマツ靴店」 「長年やってると、お客様の足が分かるんですね」
吉祥寺ハモニカ横丁のジーンズショップ「ウエスタン」 「他にないものを売ってるって、評判になってね」
杉並区阿佐谷の「木下自転車店」 「いじり出したら、キリがなくてね」〔ほか〕
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