多田一臣
( ただ・かずおみ )1949年生まれ。二松學舍大学特別招聘教授、東京大学名誉教授。専門は日本古代文学。著書に、『古代文学表現史論』(東京大学出版会)、『大伴家持』(至文堂)、『上代の日本文学』(放送大学教育振興会)、注釈書に、『日本霊異記』上・中・下(ちくま学芸文庫)、『万葉集全解』1~7(筑摩書房)、編著書に『万葉語誌』(筑摩選書)などがある。
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今まであまり語られることのなかった『万葉集』の隠れた魅力について縦横無尽に筆を振るった『万葉集』こぼれ話。知っているようで知らないおもしろい話が満載。
新元号「令和」と『万葉集』
『万葉集』は「国民歌集」か
『万葉集』は素朴か
宮廷社会の特異なありかた
恋とは何か
僧の恋
和歌の表現の本質
旋頭歌はおもしろい
非正統の万葉歌―巻十六の世界
『万葉集』の歌にはなぜ敬語があるのか
暦について
万葉びとと山
『万葉集』の無常観
酒の歌
『万葉集』に「猫」はいない“付・猫の文学史”
怨霊譚三題
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