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単行本

「逆張り」の研究

定価

1,980

(10%税込)
ISBN

978-4-480-82383-0

Cコード

0095

整理番号

2023/06/26

判型

四六判

ページ数

256

解説

内容紹介

「逆張り」を考えることは、「逆張りぎらい」だった震災以後の「空気」を考えることでもある――2010年代とは何だったのか? 千葉雅也さん推薦。

目次

第1章 「成功したければ逆張りをしろ」―投資家と注意経済の時代
第2章 「どっちもどっち」の相対主義と「この道しかない」の絶対主義―同じところで同じ情報がぐるぐる回っている
第3章 「昨日の敵は、今日の友」―アンチと「アンチのアンチ」の戦争
第4章 「ブーメランが突き刺さっている」―アンチ・リベラルの論法
第5章 「他人からええように思われたいだけや」―動機を際限なく詮索するシニシズム
第6章 「そこまで言って委員会」―インターネット学級会とネトウヨになりかけたTくん
第7章 「やっぱり東野圭吾が一番」―逆張りとしての批評
第8章 「脳をつつけば世界はガラリと変わって見える」―はるしにゃんとケミカルな唯物論
第9章 逆張りは多数派の敵でありつつ、友でなければならない

著作者プロフィール

綿野恵太

( わたの・けいた )

綿野 恵太(わたの・けいた):1988年大阪府生まれ。出版社勤務を経て文筆業。詩と批評『子午線 原理・形態・批評』同人。著書に『「差別はいけない」とみんないうけれど。』(平凡社)、『みんな政治でバカになる』(晶文社)がある。

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