ハイディ・ベネケンシュタイン
( はいでぃ・べねけんしゅたいん )一九九二年、ミュンヘン近郊の確信的なナチの家庭に生まれ、五歳から右翼団体の秘密キャンプに送られて徹底した思想教育を施される。かつての同志の多くは極右勢力の中心的な存在となっているが、彼女は脱退への道を選んだ。現在は保育士として働いている。
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2,530
円978-4-480-83651-9
0023
2019/01/31
四六判
272
頁18歳まで私はナチだった。ネオナチの家庭に生まれ育ったひとりの女性が、その思想と葛藤し、極右の世界と決別するまでを描いた迫真の手記。『シュピーゲル』ベストセラー。
ふたりの私―一八歳まで私はナチだった
私の奇妙な家族―英語はダメだ、ドイツ語で言え!
学校で―算数は戦争と同じくらい怖かった
ハンガリー狂騒曲―いつだって本物のナチだったからな
秘密のキャンプで ドイツ愛国青年団―「痛い」だと?とっとと朝練へ行け!
右翼社会の男と女―お前のジャンプブーツは優しさに飢えている
仲間と過ごした日々―「寛容の日」だって?じゃあ、ぶちこわさなくちゃな
私の信条―崇拝していたのはルドルフ・ヘス
ニーダーシュレージエン休暇村―父の造った「ナチスの楽園」
私、間違ってるのかな?―心が揺れたこともある。でも、やり過ごした
いざ、国家民主党へ―ジャンパーを着たおじさんたち
私の大切な人‐フェーリクス―ナチにもこんな男がいた
柩にかけられたハーケンクロイツの旗―私は何度もカメラマンを殴った
終わりの始まり―妊娠そして流産
最後の闘い―離ればなれになって
ネオナチの行き着く先は…―国家社会主義地下組織による犯罪
ついに脱退へ―逃がさねえぞ!
そしていま―愛する家族とともに
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